ニトロプラスが二次創作についてのガイドラインを2014年7月28日より改定することを告知。その内容には「200部以下限定」「書店委託禁止」などといったものが含まれ、賛否両論の大きな話題を呼んでる。
なお、今回改定されたガイドラインには「魔法少女まどか☆マギカ」「翠星のガルガンティア」「Fate/Zero」「Phantom PHANTOM OF INFERNO」「咎狗の血 True Blood Portable」「咎狗の血 True Blood」「機神咆吼デモンベイン」には適用されないとのこと。
A. 非営利的な二次創作活動におけるガイドライン
弊社ではファン活動の一環としての非営利的な二次創作活動について、以下の条件の下にこれを許容させていただいております。
1.創作性があること
2.直接販売であること
3.販売数量の総累計数が200個以内であること
4.売上予定額が小規模(10万円未満)であること
5.その他、絶対的禁止事項に該当しないこと
出典:アマチュア版権許諾申請について|ニトロプラス Nitroplus
●これに対する反応(要約)
・一部のサークルは部数の制限が引っかかるな
・「出していい」と言ってくれるのはありがたいけど、これは厳しい・・・
・ニトロに何かあったんじゃなくて「うたプリ」とかの流れを見て変えたのでは?
・規模でかくなってるし、知らない人が同人を公式と勘違いするのを懸念してる感じ
・このガイドラインははっきりしてて良いね
・書店委託通販が禁止だと地方民は死ぬわ・・・
・ここまで厳しくする意図が分からないな
・200部以上作る大手はロイヤリティ払えば公式にはお咎めなしだから、そんな悪い条件じゃないと思う
・赤字云々と言ってるやつも居るけど、儲け前提ならそれは商業だろ
・10万円以下200個以下ならワンフェスディーラーなら逆にありがたいんじゃ?後日通販もできるんだし
・同人ゴロを規制したいってことなら分かるけど、「商売じゃないし損してもいいでしょ」ってのは違うよなぁ
・この件で「こんな改定したらファン減っちゃうぞ~」とか言ってるヤツはクソだろ
この話題に対し「Jコミ」代表の赤松健さん話題のニトロプラスの二次創作ガイドラインですが、極めて優れた案であり、他社も追随して業界標準になりかねないが故に、「現状肯定派」の私からすると「うっ、先手をとられたな」という感じです。例えばニトロプラス案でも、十分TPP(による著作権侵害の非親告罪化)に対抗できますので。(続く)
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2014, 7月 5
私も2年前のシンポジウムで「公認&課金」によるコミケ完全合法化案を考えましたが、 http://t.co/pHw4mcPmzJ 出版社からは「一桁足りないww」という反応でした。それで「同人マーク」による(TPPからの)コミケ救済策に切り替えたわけです。(続く)
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2014, 7月 5
その同人マーク( http://t.co/hY8oZX6jzu )も、現実にはまだTPPが入っていないため、全く普及活動は行っておりません。実験段階です。(続く)
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2014, 7月 5
例えばもし角川がこのガイドラインを採用したら、コミケは大幅に変容することでしょう。私は今のカオスな二次創作同人業界が好きであり、のべ50万人動員するコミケも(世界に誇れる)画期的なイベントだと考えています。できればこの「勢い」を削がない方向性でのガイドライン設定を各社に望みます。
— 赤松健 (@KenAkamatsu) 2014, 7月 5
うむ・・・これはまた大きな流れがきた感じするなぁ
この続いて追随するようなところとか出てくるんだろうか
この続いて追随するようなところとか出てくるんだろうか
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