出版市場冷え込みでついに
「角川書店」「富士見書房」など消滅、角川の組織再編で
2013年10月に角川書店ほか子会社9社を吸収したKADOKAWA(角川)が、社内カンパニー制を廃止する組織再編に踏み切るという。飛ばし記事でおなじみの(でも最近はちょっと見直されてる感のある)日経が報じた。記事によれば、想定以上の出版市場の落ち込みを受け、カンパニーの編集の独立よりも全体最適の追求が課題となったKADOKAWAは、約300人の希望退職者を募りつつ、重複した編集機能をまとめ人員の効率化をはかるという。
この組織再編により、組織名からは創業以来70年続いた「角川書店」や、ライトノベルでおなじみ「富士見書房」などの組織名が消え、一方でゲーム誌「ファミ通」の編集部を角川ドワンゴの戦略本部事業部に移管。集約したゲームビジネスの種を新事業立ち上げで育てていきたい考え、とのこと。
同じく日経より。KADOKAWAが組織再編して「角川書店」と「富士見書房」の名前がなくなるという。売上がピークの4割減となっていて大なたを振う大改革をした形。 pic.twitter.com/UdvuJcCzzn
— つっちぃー@黒髪ロングの会会長!! (@MTss0063) 2015, 4月 15
参照:KADOKAWAが組織再編 伝統の「角川書店」消滅 :日本経済新聞
なお、「角川新書」などのブランド名は残される方向とされている。
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