
アニメ「電脳コイル」の監督としても知られるアニメーター・脚本家・演出家の磯光雄氏が、「新世紀エヴァンゲリオン」と思しき、当時の貴重な資料をツイッターで公開し話題に。
資料からは「セントラルドグマ」や「マギ」などおなじみの単語が目につき、当時の様子の一端が窺い知れる。
古い資料を整理してたら出てきたので供養シリーズ第6弾。
— MitsuoIso (@IsoMitsuo) 2017年1月24日
もう20年以上前の某アニメで作った脚本回の設定。地下施設の詳細が決まってなかったのでセントラルドグマとか名称や細部を私が設定していった。他にも中盤は私が作ったセリフや展開が結構使用されているが結局全部ノーギャラ。 pic.twitter.com/hsqatd6jdY
裏設定の年表。20年前にしては南沙諸島に空母とか当たってる(笑)。当時メインスタッフ相手に「21世紀はイスラムが大ブレイクする」「米中冷戦になる」とか未来予測を喋っていたが、みな「ふ~ん…」くらいの反応でした。世界情勢を予測出来てもあまり人生の役に立たない。 pic.twitter.com/rcdt5KJ31O
— MitsuoIso (@IsoMitsuo) 2017年1月24日
この話数の、京大出身とか教授弟子の関係が逆転するとか、「一緒に人類の歴史を作らないか」のセリフも私の発案。2枚め「~のパイロットです」のセリフと展開も私だったが、芸能人が絶賛してたの見て「それは俺が考えたセリフなんだけどな…」とひとり画面にツッコミを入れた。何もかも皆懐かしい pic.twitter.com/FaB3MFjKiv
— MitsuoIso (@IsoMitsuo) 2017年1月24日
終盤は別作品の設定や原画とかぶって殆ど参加できず、一番大変な時期に監督を助けられず溜め込んでいたもやもやを劇場で放出。スタッフは誰一人ヒットすると思ってなかったので社会現象になって皆ポカンとしてた。こういうノーギャラ特攻はもう商業では美談にすべきでない。特殊な世代の特殊な体験。
— MitsuoIso (@IsoMitsuo) 2017年1月24日
補足。自分はもっぱら作品の構造部分に尽力したが、この作品の命はやはり監督やメインスタッフが特攻した部分だったと思っている。ただ、特攻した人間がちゃんと印税を配分される作品はめったに無く、特攻した人間が配分されない例を自分はいくつも知っている。これは制作業界側だけでは解決できない
— MitsuoIso (@IsoMitsuo) 2017年1月24日
ちなみに実写畑の作品をお手伝いした際、自分が悪い癖で「監督の大ファンなのでお金はいくらでもいいです」とぬるい発言をしたところ、プロデューサーさんから「うちはクリエイターを大事にしているのできちんと払います」ときっちりとしたギャラをお支払いいただき逆に襟を正しました。
— MitsuoIso (@IsoMitsuo) 2017年1月24日
「供養」ってまさか処分してしまわれるのん?鮮明な画質で読み込みたい。
目を凝らすと「アルカ」という単語が見えるけど、企画書段階では「古代遺跡アルカ」が云々という幻の25話「アルカ、約束の地」ってのがあるんだよね。
しかしノーギャラのくだりとかを読むと今はまだ業界的にマシな方なんだろうかとか思ってしまうけど、「マシなだけ」であって「良くなった」わけじゃあないってのがなんとも。
現場内部の実態がだんだん可視化される時代になってきたのが良い方向に作用していくといいんだが。
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■関連リンク
磯光雄 - Wikipedia
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「セントラルドグマとか名称や細部を私が設定」 20年以上前の某アニメ、貴重な資料が話題に https://t.co/q1ZZLyGSnR pic.twitter.com/j3MgNuUdzo
— 「あきばじごく」更新お知らせ㌠ (@akiba_jigoku) 2017年1月24日





















